2021年2月22日月曜日

100均LEDライトをUV LED化改造する 改造編(ゴリ押し)

前回:分解編

 ようやく完成したので記事にします。
 
 ということで、100均LEDライトのUV LED化改造の本編、改造編です。
 本編とはいっても、前回より写真枚数少ないんですけどね…(作業途中を結構撮り忘れてた)

 まずは、元々着いていたLEDを取り外します(写真撮り忘れ)。
 すると基板だけになるのですが…

 前回書いたとおり、プリント基板側はもうすでに回路が出来上がっている状態で、そこに抵抗を追加することはできませんでした(できるのかもしれないけど私には思いつかなかった)。
 なので、抵抗を接続する+側はランドにはんだ付けするのではなく、カソードの線と抵抗の線を直接はんだ付けで固定するというゴリ押しな方法をとりました。
 -側は、そのままプリント基板の回路を流用します。まあ長さが足りなくて後で余った足を使い延長するのでそのままの流用ではなくなっちゃいましたが。

 そうして部品を取り付けたのが以下の画像です。
はんだ付け済みの状態 抵抗はまとまってない なんか虫みたいだね
 ということでもうほぼ完成しちゃってますが、次です。

 +側の電池ボックスとの接続をどうしようか考えていたのですが、当初の元々使われていたバネを使うという案は、思ったより抵抗が出張っていたのでお流れに。
 じゃあゴリ押しちゃえ!ということでただでさえゴリ押ししているのにここでもゴリ押しを発動。バラバラだった抵抗の足を、ぐりぐりと撚り合わせ、はんだで固定して、横倒しにしてその線を電池ボックスの+極と接触させる作戦に変更しました。
ハイパーゴリ押し作戦の図。 ヨシ!(現場猫イズム)
 これで完成!と思って本体に押し込んだのですが、動かない。
 よくよく考えればそれもそのはず、-極が本体と接触していなかったんです。

 ということで、そこらへんにおちてた元・LEDの足を基板とはんだ付けし、軽く曲げて本体と接触するようにして、導通するようにしました。
超見にくいけど手前のかぎ状のものがそれ
かこったけど見づらいよなぁ

 ということで今度こそ本体に入れて完成です!
見た目はほぼそのまま
 見た目は変わってませんが…スイッチオンすると
紫外線照射中 青っぽく見える
 このように紫色に光りました!(知ってたけど)
 一応蛍光を確認するために、そこらへんにあったカレンダーに蛍光ペンでしるしをつけた部分があったのでそこを照らしてみました。
一応蛍光していることを観測

 ということで、ようやく完成に至りました!!!
 一応ほぼ見た目が変わっていないので目的は達成した…ということでいいかな?

 あ、あと、このままだとただのLEDライトと違いがなさすぎるので注意を書いたテープを貼っておきました。
注意!!ブラックライト って書いてあります



 おまけ。
 家の雑踏を漁ったら出てきたかんたんLEDライトくんにもUV LEDを取り付けてみました~
かんたんLEDライトくんの外観
外観通り赤LEDが搭載されています
UV LEDに換装したあと ※このあと新品のCR2032に交換して光量がUPしました
上がUV LED、下が赤色LEDです

2021年2月16日火曜日

100均LEDライトをUV LED化改造する 分解編

  早速でなんですが、表題にある100均LEDライトなのですが、家に転がってたものを拾っただけなのでもしかしたら100均ではなく300円くらいだったかもしれません。少なくともチープな設計なので安いのは確かなんだろうけども。


 さて、今回はそのLEDライトを分解します。紫外線LED化改造は、こっちが長くなりそうになったので別パートにします。(記事数を稼いでいるともいう、長いと読みづらいんじゃないかなっていう配慮もあるけどね)


 まずは外観…なんですが、これすでに軽く分解したあとのものになります。本当なら上にもう1個プラスチック製の透明なカバーが着いているんですが、もう一回つけるのが面倒だったのでなんとなくの雰囲気が分かればいいやとはめずに撮影。胴体は黄色のアルミニウム製ですね。ペラいですけど。あと、リアのボタン部分以外は一体になっています。そのためライト部は通常取り外し不可です。
外観 分解後なのでカバーが無い
 まず、単4×3の電池ボックスを抜くとこのように基盤が見えるので、
胴体後ろから撮影 基板にピントが合ってくれてよかった
こんな感じでピンポンチかなにかをあてがって後ろからゴムハンマーで軽く叩いてあげます。
手元にあった一番太いピンポンチを使用 5mmちょいだったかな
するとこのように中身が抜けます。接着されていないので複数箇所を軽く叩くと取れますね~
こんな感じで本体に挿入されています
ばらばらにした様子 カバーは上下があると困るので先に上がわかるようにしておきました

 次に、基板と電池ボックスだけで光らせてみました。とりあえずの動作確認ですね。
 電池ボックス+側に基板を固定し、そこらへんにあった余っているケーブルを-側に固定、基板の-(だと思われる)部分に触れて光らせてみました。
点灯前 ケーブルはそこらへんにあった1.25sqの太めの撚り線
点灯している様子
 そして、このあとケーブルも固定してから電流値とかを測ってみたんですが…これがびっくり。
 なんとというか、もう分解して基板見た時点で何となくわかってはいたんですけど、このライト電流制限抵抗が入っていません。LEDを点灯させる、っていったら必要なアレです。それか定電流回路。
 つまり4.5V(電池ボックスが単4×3なので1.5V×3で計算、実測値もそのくらいでした)でLED9球を並列につないで直接光らせちゃってるわけです。なのでテスターで測ると1A以上流れる(というか電流計モードのテスターに電流が奪われちゃっててこんな数値が出たんじゃないかな)とかいう異常事態に。
 更に言っちゃえば、測定とかするために点灯させていた数分で電池とLED自体が暖かくなっていました。ちょっと危険ですね…あと、電池電圧も点灯後低下していました。アカンやんけ。

 とりあえず落ち着いて、回路を見てみます。おそらくこんな感じになってるんじゃないかなーという予想図を下に。(メモのつもりだったので本当に雑)
"その"ガバガバな回路を後ろから見た図
ガバガバ回路のガバガバ図 まあ単純だし説明もそんなにいらないでしょ
 まあご覧の通り、LED9球を並列につないで電池に接続しているだけの回路と言えるかどうか怪しいレベルの代物です。だからこそ安いんだろうけどね…

 そして、このマイナス極側なんですが、スイッチと接続するため左右上下に4箇所、筐体と接続するための接点がついています。
 導電性のあるアルミ製の筐体なので、そこを通してスイッチとつなげてるわけですね。まあこれは普通でしょう。
 でもちょっとびっくりしたのは、一応(?)スペーサーなのかわかりませんが、接点と接触する部分にスプリングが入っていました。
前から見た図 ん?なにか入ってるぞ?と。
あ、取れそう
取れた!!
 導電性を確保するため、このスプリングが入っている部分とお尻のスイッチのネジ部は塗装されていませんでした。まあそうじゃないと動かんわな。



 あとはLEDを取り外せば、そんなこんなで分解編は終了です。

 次はマルツで取り寄せたUV LED(波長395nm)と電流制限抵抗(75Ωの予定)を基板になんとかして取り付けて、紫外線照射装置化を完了する予定です。(本当は375nmとかもうちょっと短い波長のものが欲しかったけどまあ395nmで妥協、家庭用途には十分でしょ)
 ただその電流制限抵抗をどうやって基板に取り付けるかが問題なんですけどね…スペースが無いんですよマジで…
 あ、あと、家の雑踏を漁ったら出てきたかんたんLEDライトくんにもUV LEDを取り付けたいと思います。CR2032をLEDの線で挟んでるだけのやつです。(たぶんどこかで見たことがあるはず)持ち出し用にはちょうどいいんじゃないかなって。

次回:改造編

2021年2月10日水曜日

LCT AK105のフロントアッセンブリを無理やりLCT 13.5inch Keymodレールハンドガードをつけてみた +α

 なんかブログの更新が連続しましたね。珍しく。

 ともかく、今回はタイトルの通りLCT製のAK105のフロントアッセンブリにLCTの13.5inch Keymodレールハンドガード・LPK-297を無理やり取り付けてみた、という誰の興味もなさそうな記事でございます。
元のAK105フロントアッセンブリ

元の13.5inchKeymodレールハンドガード
 同一メーカー品なので違うメーカーのものを取り付けるよりは苦労しないだろう…と思いこんでそれぞれLCTで揃えたわけですが、これがうまくいかないんですね。
 まあそもそも、13.5インチのハンドガードにカービンサイズのAK105のフロントアッセンブリを取り付けようっていうんですから元から無理があったんでしょう。
 まずはフロントサイトポストが引っかかってポン付けは不可能でした。ここまでは想定通り。
 ということでフロントサイトポストを取り外そう!と思ったのですが…

 これがアホみたいに固い!!!
 溶接でもしてあるんじゃないかってくらい固いです。ピンポンチで軽く叩いた程度ではびくともしません。どうやらLCTの固定ピンはそんなものらしいですが。
 ということで諦めてドリル(多分木工用)でグリグリして削っていきました…とこれも多少掘れたものの途中でドリルが2本(左右両側)折れてしまい、結局ピンポンチを全力で叩いて叩いて叩き出す方向性に。
 そして親指を負傷したりしつつなんとかフロントサイトポストは外せました。おそらく今回一番大変だったのはここ。
色々と犠牲にして取れたフロントサイトポストくん
 よっしゃーこれでハンドガードを取り付けられるようになったぞー…とまたここで障害が。
 なんかうまく上下がはまりません。元々塗膜が厚いのか、ハンドガード単体で分離結合してもスッとは入らないんですが、今回はどうやら何かが引っかかってはまらない様子。なにせゴムハンマーで叩いても入らないんだからね。
 ということで引っかかっていそうな…というか実際引っかかって傷がついていたアウターバレル固定金具のネジと干渉している部分を削って整えてから再装着。
削った部分 アルミだから削りやすくてよかった…
 もちろんうまく着きません。
 今度はどこだ…という前に、塗膜が厚く素で入りにくかったため挿入部のみ800番→1000番で整えました。効果あるかはわかんないけど。
つるつるになってます 効果の程は神のみぞ知る

 そんなことをしてもかんたんに着くわけがないので、また原因探し。
 次は、もしやもしやと思って本来はハンドガード下部固定及びスリング取り付け用の金具が干渉しているのではということで、一旦外してみました。
容疑者の金具さん
 すると…これがきれいに着いちゃうじゃないですか!!!
 よもやよもやですよ、だってこのスリング接続部を出すための穴すらハンドガード側にあって、つまりこれが着いていることは前提であるはずなのに、はずしたらすんなり着いちゃうんですもの。
固定前 アウターバレルだけになっちゃった

 さてこれでなんとか装着が可能な状態にはなりました。が、本来想定されているバレル長より短いものを使用しているので、一箇所でしかアウターバレルが固定できないため慎重にハンドガードにアウターバレルを取り付けます。一応水平器も持ってきてやりましたよ。精度に問題が出そうですし。

 そして、ガスチューブですがこれはまた変に干渉するのが嫌なのでハンドガードに付属していたものを使用します。画像下ですね。
ガスチューブ 上は元々の、下はハンドガードの付属品
 ただこれも、フロントサイトポストを外している関係上、問題なく装着は可能なのですが内部でずれてカチャカチャ音が鳴っちゃいます。なので、どうせ見えない(見えにくい)部分だしいいだろうということでインシュロック(結束バンド)で締め付けて固定。これ以上はしなくてもいいかな?
フリーフロート状態のガスチューブ
ガスチューブがフリーフロートでも意味ないよね
インシュロックで締め付け固定したあと
音がならなくなったのでヨシ

 そうしてようやく完成(とはいってもフロント部分だけですが)(でもリアはほぼいじる予定ないけどね)しました。
完成…?
 …が、リアとがっちゃんこしてみたところなんかハンドガードと隙間がある状態になってました。
 ということで、ちょいアウターバレルの締め付けを緩めて前方にずらし、隙間をギリギリまで詰めました。あと、水平とるために外してた謎のプラ部品も装着。
今度こそ完成
隙間 リアつけてないけどガスチューブとのクリアランスがほとんどないのでそこからイマジネーションしてください



 はてさてこれでとりあえずの完成に至ったわけで、見た目にもある程度の満足感は得たのですが、これで完璧100%!!!ってなわけもなく。
 フロントサイト周りがスッカスカなので、前から見たときが絶望的なんですよね。奥まってるからほとんど見えないだろうけど。
ちょっとでも角度がついたりすると何も見えないけど…
真正面から見るとなんかすっごいスカスカ
 ということでこれはまだ計画段階ですし、実行するかもわかりませんしそもそものプライオリティが他(フォアグリップとかストックとか)よりも低いので実行するにしても後回しですが、ここにアウターバレルを延長するか14mm逆ネジをつけてサプレッサーやらトレーサーやらを装着できるようにしてみようかなぁという机上の空論があったりもします。(その場合見えてるFrontって書いてある固定金具は外さないといけないけどね)





追記

 スッカスカだったフロント周りなんですが、よくよくフロントの固定金具を見てみたら、ハンドガードにネジで固定してあること、そして動かせそうなことを発見。
 ということでネジを外してみたら普通に動かせました。
 
 そしてちょうど良さげな位置に移動させて、フロント部も固定して、ようやく本来の2点止めができるようになりました。
ちょっとだけ前にマージンを残した位置で固定
拡大 このくらいマージンあれば何かできるかな
 前から見た図がこれ。
 やっぱり金具よりバレルが前に来てるほうがいいですね~
真正面からの図 これもマシになった気がする
斜めから こうやってバレルが見えてるとイイね



 あと、フォアグリップも買いました。
 細身のタクティカルなものですね。自分ではこのハンドガードに似合うと思って買ってますがどうなんでしょうか。
一応構えてみてしっくり来たところに固定
斜めから&拡大
20mmレールタイプですね、ハンドガード付属のレールに付けました

握るとこんな感じ
反対から
(でもこのフォアグリップ、880円の激安品なんですけどね)

2021年2月9日火曜日

Schiit Bifrost(旧)のレビュー(The review of Schiit Bifrost1(not Bifrost2 and Bifrost Multibit))

 旧型だし需要があるか怪しい…というか多分需要ないと思いますがせっかくヤフオクにて22000円くらいで購入したので、SchiitのBifrostをレビューしたいと思います。

 まあ所詮HD598とQ701で満足して(いるわけではなく音場の広い密閉型ヘッドホンを探してはいるけど)いる安い耳なので参考程度に…といっても旧型だからなぁ


私のオーディオ環境

 私が所有したことのあるDACはMusicStreamerⅡと、オーディオンターフェースになりますがNative InstrumentsのKomplete Audio6(MK2じゃないよ)くらいです。そのうちKA6は現行で稼働中ですがMSⅡは壊れちゃってます。あと、ウチのDAPであるDX90JはDAC機能とライン出力を搭載しているしそれも含まれるかな?

 ヘッドホンアンプはOrtofonのHd-q7です。上記DAC(DAP)につなぐときはどれでもこれにつないでからヘッドホンに出力しています。
 RCAケーブルはモガミの2534を使用した自作ケーブル1m(端子部分はAmphenol)でBifrost(と壊れる前のMusicStreamerⅡ)に接続しています。一応ヘッドホンアンプ側にノイズが流れないようにDAC側のみシールド線をコールドに接続してあります(これどういう方式だったっけ)。4つの芯線は2本ずつ束ねてそれぞれ接続してあります。
 KA6との接続は、6.35mmヘッドホン出力端子に3.5mm化の下駄を履かせてBelkinの3.5mm-RCAケーブルを使っていました。
後ろに見えてる赤いのが付いてるのが自作RCAケーブル 色分けし忘れたのでLR判別不能
あと色々見えてるけど気にしないでね 一応防振でアスファルトシートを下に敷いてます


 PCとの接続は、一応Stereo誌付録のUSBノイズアイソレータを間に挟んであります。ケーブルとしてはアイソレータ-PC間はAmazonベーシックの金メッキ1.8mのもの、アイソレータ-DAC間はBelkinの30cmのものに適当にそこらへんにあったフェライトコアをくっつけたものを使用しています。
超雑な固定をされているノイズアイソレータくんとケーブル


 さらに一応、米国向け製品であることを加味して、115Vへのステップアップトランス(メルカリにて4000円で購入したSU-6)を使用して電源を確保してあります。(まあアースしていないし6個口の電源タップに接続してるしで、とても音質に配慮したような電源状態では無いけどね)(あと電源ケーブルは旧PCの遺留品電源コードを使用しています、太いからいいでしょたぶんあとアース線出てるし)
設置後なうえちょい汚いのはご愛嬌


 とにかく、環境としてはこんな感じです。
 比較的プア…というより雑なPCオーディオの環境ですね。


REVIEW

 音質レビュー前にBifrostくんのスペックをば。
 DACチップにはAK4399を搭載、電源内蔵式でRCA出力のみの純粋なDACです。
 デジタル入力はUSB・光・同軸の三種で、前面のスイッチで切り替えます。
 入力は32bit/194kHz対応(USBのみ)で、SPDIFは規格上24/192が限界みたいです。
 
 TNT-Audioさんのレビューに載っている画像から予測すると、トランスで115Vからある程度(多分5Vだと思うけど)に降圧し、フルブリッジかハーフブリッジのダイオード回路で直流に変換してるみたいですね。(ただなんかICチップが見えるので多段式?のMOSFETによるスイッチングレギュレータかもしれません)(だったらスイッチング式ACアダプタとほぼ変わらないですね、よっぽど周波数が高くない限り、もしくはキャパシタとかいいの使ってるのかな?それくらい)
 あと電源のインレットにノイズフィルタが入ってますね、たぶん。
 基盤右下のRJ45っぽいコネクタはたぶんマルチビット化する際に使用される基盤のプログラム更新用に設置されてるんでしょうね。
 USBは元々オプション扱いだったそうで、別基盤になってます。
 他には、フルディスクリート(!)のアナログ回路部分も別基盤となっていて一応の区域分けはされているっぽいです。
 あとはどっか(アナログ回路部分?)におそらくリレーが載っています、入力先を変えたりWindows標準ドライバからWASAPIに変わるときとかサンプリングレートが変わるときにカチって音がするので。(目的はわかりません、有識者ならわかるんだろうけど)でもカチッってリレー音がするのはロマンあっていいよね。
©TNT-Audio bifrost3.jpg 元ページ
引用元画像は変更できないので雑手書きにて説明。
文字が小さいのは元々のクセなので拡大してください。



 さてさて本番、音質のレビューです。とはいっても比較対象は壊れる前のMusicStreamerⅡ(PCM1793)とKompleteAudio6(たしかWolfsonのDAC、24bit/96kHzまで)、DX90J(ES9018K2M)くらいしかありませんしHd-q7通してるのでそっちのクセも出てると思いますが。
 実質AK4399のレビューなのかなぁ、とも思ってしまいますが私としてはDACはチップだけでなく後段のアナログ回路も音に重要な役割を果たすと考えているので、フルディスクリートのアナログ回路を持つBifrostと他のAK4399搭載機は音が違うと思っています。
 
 あと変な形容とかせずに簡素にレビューしますね。

 まず気づいたのが解像感です。音場としてはKA6+αくらいの感じですが、今までは見えていなかった部分も見えてくるような、そんな感じがします。
 HD598・Q701双方で感じ、また音源を変えても感じたことなので今までのものより解像感が高いことは確定でいいんじゃないかと思います。今まで聞こえていたものが聞こえるようになった!ってほどではありませんが、元々聞こえていた音のうち埋もれがちだった音が、はっきりとした輪郭をもって聞こえるようになった、って感じです。裏のドラムとかベースとかが比較的顕著ですかね。
 
 あとは、上記したとおり少し音場が広がったように感じます。その音場感ですが、今までのものが遠方にもやがかかったような感じであるのに対し、Bifrostは遠くまではっきり見通せる感じがする音場感を持っています。

 また、音自体の性質としては、比較的素直な味付けの無いフラットめな音だと思います。音源自体の特性をそのまま持ってくるので、例えばYoutubeで再生したような質の悪いデータだとその質の悪さをそのままヴェールにかけることなく出力します。
 音の定位についても、素直であると感じました。解像度が高いので、元があやふやなものはあやふやなまま、ビシっと決まっているものはしっかりした定位についていると感じました。
 
 あ、ただ、どちらかと言われればヴォーカルというよりインスト向きだと思います。声がはっきり聞こえる、というより全体的にはっきり聞こえるようになるので、声を押し出す感じではないからです。(まあ、大きく音を変えたいんだったらおとなしくヘッドホンとか出力側変えろって話ですけどね)

 最後にひとつ画像を添付。私の環境での設置状態です。
こちらもHd-q7同様下にアスファルトシートを敷いています。
音質向上効果があるかは知らないけど。

 隣にあるのは24.5inchモニターなので、お手元のモニターサイズが近ければサイズ感などが多少ならわかるかと思います。後ろの写真?狭すぎて撮れませんでした…



 と、いった感じで終わろうかと思います。
 総評としては、はっきりとした音で、音場もそこそこ広く、素直で元気なDACだと思います。
 元価格が399ドルだか499ドルなので、25000~30000円位の価値は今でもあるかと思います。安く見積もっても17000~20000円位は出す価値はあるかと。