2021年7月7日水曜日

スーパーカブ110(JA44):大型ホムセン箱取り付け!(アイリスオーヤマ・KB-540)

 どうもこんにちは。
 今回は、カブにとっては定番のカスタム、ホムセン箱取り付けをやっていこうと思います。

 …とはいっても、そこは私なので、いわゆる定番のものではありません。
 一般的な、鍵付きのアイリス箱ことアイリスオーヤマ製・RVBOX カギ付 460ではなく、同じアイリス製でも密閉バックルストッカー・KB-540を採用しました。主には灯油缶を収納することが想定されており、18/20Lの灯油缶が2つ入るよ、というサイズのものです。リッター数でいうと約60L。定番のRVBOX460の約30Lと比べると約2倍の容量を誇ります。
売り場での写真 お安いしいいよね

 さてなぜKB-540なのか。これは比較的単純です。30Lでは積載量が小さいなと思っていたからです。メット1つ+α程度では少ないなぁと。買い物とかに使ったりする予定なので、できるだけ大きなモノが良かったんです。
 そして近所のホームセンターを見てたら見つけたのがこのKB-540というワケ。定番のRVBOXと同じく密閉用のパッキンが付いているので、雨が侵入したりする危険性もない上、鍵は付いていませんが南京錠をつけるためのステンレス製のバックルがあるので、実質(容量的には)RVBOXの上位互換なんじゃないかなーと思います。まあその代わりでかいけど。
 ただ大きいとはいっても、ギリギリカブの荷台には載せられるサイズなので、問題はないと思います(あくまで個人の感想)。
蓋オープン
蓋クローズ ちょっと大きいけど収まってるでしょ?

 では取り付けていきます。まあ上の画像ですでに取り付いちゃってるけど。
 まずはこの箱、バイクに載っけることなんて考えていないので、底面がフラットではなく、足が4つあります。その足をどうするかでこのあとの作業が少し変わってきます。
 何かというと、足を切り落とすのか足に合わせたスペーサーを作るのか、です。
 私は、スペーサーを作る方を選択しました。なにせ、これ地味に強度のあるポリプロピレン製なので、切り落とすの大変そうだなーと思ったので。

 ということでスペーサーを作ります。
 これの足は確か15mmくらいあったはず(記録を残してないのであいまい)なので、それに合わせてスペーサーを作ります。
 家に転がっていた板材を丁度いいくらいのサイズ(約35×21cm)に加工しました。長辺側に合わせても短辺が足りなかったので、二枚の板材をセメダインCでくっつけてます。(なぜ木工用ボンドではなくセメダインCなのかというと、凸凹だったのでこっちの方がいいんじゃね?と思ったのと手元にあったからです)
長辺側
短辺側
セメダインCをパテみたいに充填しました
 そして、緩衝材及び振動抑制のために、発泡ゴム製のシート30×30cm(確か厚さ10mm)を適当な大きさに切り出し、
このあと少し大きめに切り出しました
木材側に腐食等から保護するためのペイント剤を使用して(ニス代わり、油性ニスは臭いしペイント剤のほうが色をつけられるし多用途に使えると思って採用しました)、ゴム+木材でもくっつけられるセメダインスーパーXで接着して、スペーサーを製作しました。
ペイント剤の色はけやき。二度塗りしました あとセメダインの部分が弾いてますね
透明で良かったんだけど間違えてホワイト買っちゃった まあいいか

 そして、今回取り付けに使用するステーはこちらです。これはスチールラック用のものですね。でもまあまあな厚みがあって塗装もされてて、それでいて他ステーよりもお安く買えるのでおすすめです。
長穴のサイズはM6ネジが通るようになってます
 それをこんな感じに長さを合わせて切りました。切り口は車用のタッチペンで防護処理。
長穴一つぶん切り落としました
 ちなみにこちらが取り外したカブ(JA44)の荷台です。まあ色んな所で出てるだろうけど。
 某所で、6-66とかよりもスーパー5-56のほうが防錆力が高いらしいと聞いてスーパー5-56を買っちゃったので、それを塗布してあります。すでに一部ちょっとだけサビが出ていたのと、結構錆びてる画像を見たので防錆処理しといたほうがいいかなーと。

 そして、上に載せたステーと以下の金具を用いてこの荷台に取り付けていきます。
ステンレス製ボルト・ワッシャー・ナット、M6です
配管用のU字金具 これはドブメッキだったかユニクロメッキだったか
あと、こいつM8っぽい顔をしてW5/16とかいうヤーポン法の手先でした
 ステーをマスキングテープで仮止めして、わかりやすいように大体の位置に貼ったマスキングテープに油性ペンでマーキングを施します。
ちょっと見にくいけど一応油性ペンでマーキングしたあとです
下で説明する2.5mmの穴が空いたあとだけどこっちのほうがわかりやすいかな
 あとは、家にあった目打ちでアタリをつけて、電動ドリルでゴリゴリして穴を開けます。一応、2.5mm→4.0mmと順に穴を大きくしました…が、家にはこれ以上の大きさのドリルがなかったので、ステップドリルを用いて6mmの穴にしました。割とサクサク削れたので良かったです。
ステップドリルくん 実は使ったの初めて
 そして、最後にヤスリで軽く切り口を整えて穴あけは終了です。
タミヤのホビー用・棒ヤスリと半丸ヤスリ
穴あけ完了(U字金具以外)
 …と思ったんですが、微妙にU字の金具の穴位置がずれてたので、ヤスリを使ってゴリゴリ穴を広げました。
下側の穴をほんの少し削って広げました
これで入ったのでヨシ

 そして、サイズを合わせたステーを荷台裏側に結束バンドで取り付けます(この時点ではボルトが下側になってますが、後で逆になります)。
長穴とはいえ後ろ側(画像上側)の結束バンドはちょっと無理やり
 次に、荷台を元の位置に戻します。一応しっかりトルクレンチで規定トルクを守って締めました。思ったより力かけなくていいんだなーっていうのがその時の感想です。
実は取り付けたのは翌日
 あとは、上からスペーサーとともに箱を載せて、穴位置を合わせてボルトを挿し、締め付ければ出来上がりです。
 一応圧力の分散を考えて、ステーとボルト・ナットの間にはどちらにもワッシャーを噛ませてあります。U字金具は売り場にあったステーみたいなものを噛ませてあります。
 ただし、締め付けすぎるとステーが曲がって荷重を支えきれなくなる恐れがあるので、ほどほどの力で締め付けました。
 U字金具は、ちょっと長さが足りなかったのでほんのり無理やり(箱の底面が軽く歪むくらい)締めました。パワー的にはもっと締め付けられたんですが、これ以上締めると箱が割れそうだったのでここだけは手締め…というか指締めで補助的な役割に徹してもらいます。
ちょっと引いたアングル
箱真上から
わかんないかもしれないけどほんのり歪んでます

 あと、実はこのステーの向きにもちょっと意味合いを持たせていて、荷台側は左右方向の力を支えるために横向き、箱内部は前後方向の力が箱の底面に集中してかからないように縦向きにしています。U字金具は知らん。
少しステーが曲がってます あと私の顔が写りかけてるけどこれくらいならセーフ
後ろ側 同じくらいステーが曲がる用に締め付けました
ただしこれが正しいかは不明


 これで完成です!!
 長々と書き連ねましたが、何かの参考になれば幸いです。
蓋オープン
蓋クローズ …と、シールを剥がしたあと

 あと、これにつけている南京錠ですが、ちょっとシャレてるもののほうがいいなーと思ったので普通の南京錠ではなくこんな感じのものを使いました。
 一応ロックナンバーの変更も可能らしいです。まだしてないけど。
ちょっとだけダサくない南京錠
これが
こんな感じに開きます
こんな感じに付けます


 補足なのですが、上の説明ではボルトとナットは一対でしたが、このままだと緩んでしまう恐れがある(特に振動の大きい単気筒なので)ので、後でもう一つずつナットを追加してダブルナットとし、緩まないようにしました。
 また、U字金具について、やっぱり応力がかかり過ぎちゃう危険性があるので、保険程度にしかなりませんが後でワッシャーとナットを下側に取り付けて、多少でも応力を分散できるようにしました。

 ではそんな感じで~

0 件のコメント:

コメントを投稿