2016年11月13日日曜日

レビュー:KEF M100 part2

ということでファーストインプレッション編です。


いつも使っているibassoのDX90Jで聴いてみます。

まず最初に感じたのは、「あれ、試聴機より音場と音域が狭い」です。
あー、スピーカーメーカーらしくこれはエージングが確実に必要だなぁと。
私は一応エージング肯定派です、慣らし運転ってやつだと思ってます。
格段に音質が上がるとかそういうことは無いと思ってますが。

さて、聴いた曲は
映画・planetarianより、lia 星の舟 北沢綾香 Gentle Jena
ガンダムUCより、UNICORN
―ここまでハイレゾ―
艦隊これくしょんOSTより、敵地侵入 深海への誘い

です。
あと他にhtc 10に挿してデレステを起動してみたり、耳かき音を聴いてみたり、シャドバを起動してみたり、といろいろ試してみました。
それぞれの感想を書きます。

まず星の舟ですが、一発目だったこともあってか全体的に閉塞感がありました。
いつも使っているヘッドホン(Q701・HD598)に比べて(ヘッドホンと比べるのは酷かもしれませんが)、音場・ボーカルの位置・高音のノビ・低音の量すべてが微妙、という感想でした。

次に続けてGentle Jena(ジェントル・イエナ)です、この曲はplanetarianを知ってる人ならあー、ってなりますよね。
まあそのまま聴いていたこともあり上と同じような感想ですね。少しはこなれてきた…のかもしれないといったところでしょうか。

次はUNICORNです、いつもイヤホン・ヘッドホンを試聴するときに使っているリファレンス音源の一つです。
この曲のいいところは、最初静かで、アーアーアーアーってなるサビのところで音数が一気に大きく、音量も大きくなる…と、いろいろリファレンスにするのに最適だったんです。
すこーしずつ(耳も)こなれてきたのか、最初感じていた閉塞感は薄くなっていました。
ただ低音が思ったより出ないなぁというのは感じています。

最後に艦これOSTの曲ですが、まあこれはたまたま聴いただけです。
単純に普通のCD音源からとったflacファイルを聞きたかっただけ…かな。


三時間程度のエージング後の感想です。
全体的に、音場が出てきた感じです。ただし、このKEF M100の音場は非常に独特で、本当にスピーカーの音場をイヤホンの中に落とし込んだ、と表現すればいいのでしょうか。
本当に独特なんです。
一応頑張って表現してみようとすると、ボーカルが中心にありながらもそれが発散していて、他の楽器はうまいこと発散していくボーカルと混ざりながら、それでもある程度の輪郭がある…といったところでしょうか。
音自体は、非常にナチュラルに感じます。へんに響きが増えているわけでもないので、微妙な音源はそのまま微妙なまま出力されてしまうと思います。
強いて言うなら艶のある音、といった感じでしょうか、やはり持っている機器(ヘッドホン:Q701・HD598、スピーカー:K701)すべてと違います。
あと、音場は左右<上下です。なんか顔から一回り大きい感じに音が響いています。
なので脳内定位ではありませんが、イヤホンらしい感じも残っていると感じます。

ただまだ低音は十分に出ていません。もう少し耳・ドライバ双方の慣らしが必要かなと思います。
また一週間くらい経ってから追記します。

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