2021年6月15日火曜日

レビュー:FiiO μBTR

  さてさて、連続更新となりますが、前回のヘルメットスピーカー用にFiiOのμBTRというBluetoothレシーバーを購入しました。これをレビューしていきたいと思います~。
 
 今回のBluetoothレシーバーの選定条件としては、
 ・安いこと
 ・とはいえ一定以上の音質があること
 ・ある程度安心できるメーカー製であること(つまりAmazon中華は排除)
といった感じでした。
 最初はエレコムとかグリーンハウスの2000円台のものを考えていたのですが、(持ってないけど)DAPなどで定評のあるFiiOから出ている小型Bluetoothレシーバーがあったんだ!ということでこれにしました。

 購入したのはヨドバシで、3200円でした。ちなみにどうやら私の購入した黒色のものはディスコンですでに生産終了しているので、欲しい方は在庫が残っているうちに、または中古で購入してみてください。

 これ、3200円と下の上くらいの価格帯の代物だと思うのですが、aptXに対応してるし充電口はUSB-Cだし、コンパクトだし、その上独立したアンプを搭載していて、レシーバー側独自で音量調節ができるようになっていて、とまあまあ装備が豪華です。あとマイクがついてます。なので通話も可能ですね。

 さて上に概略を書きましたが、まあまずはお写真を。
箱 前側
箱 後ろ側
本体 with 箱
 この画像程度でわかるかどうか不明ですが、結構質感が良いです。しっかりした作りでさすがは有名中華音響メーカー・FiiOといったところでしょうか。クリップ以外のの表面がツルテカなのは少し傷が気になりそうで怖いですけど。あと指紋が気になる人は気になっちゃうかな。全部クリップと同じようにしたら…質感落ちるのでまあいいか。

 そしてこれが説明書。簡素ですが大体のボタン配置が分かればカンで操作できる範囲でしょう。
取説1 接続方法とかボタン配置とか
取説2 ステータスLEDの表示
 さて早速ペアリングしてみます。
 ちなみに1回目のペアリングはカンで操作してました。これが電源ボタンで、長押しすればペアリングモード入るやろって思ってボタンAを長押ししてました。
 まあそれでペアリングモード入って、無事ペアリングできたんですけどね。

 さておき、私のhtc10(サブ用に音楽とかSDカードに入れてある)とペアリングしたので、開発者モードからどのモードで接続されているのか確認しました(スクショ忘れ)。
 見てみたら、きちんとaptX、48kHzで接続されてました!
 次にメインのPixel4 XLに接続しましたが、こちらでも同じように接続されていました。ただし、もちろんスペックにないのでaptX HDには非対応ですしaptX LLにも非対応です。3000円台にそこまで求めちゃいけないかな。

 ということで、htc10のPowerAMP(昔買ったまま、他にあるかもしれないけどスマホではこれで再生してる)から音楽を再生してみました。内容は、私なのでまあアイマス曲とアニソンくらいしか聞いてません。
 3.5mmジャックの接続先はHd-Q7、ヘッドホンはHD598で試聴しました。

 肝心の音質ですが、これはとても良かったです。というか圧縮音源なら有線接続とそう大差ないんじゃないかなって感じの音質でした。強いて言うなら音場(特に上下方向)が狭くて、解像感が低めだったかな、といった感じです。
 下流(Hd-Q7+HD598)が良いのに、音質的な欠点が音場・解像感くらいしかないってことはとても素晴らしいことだと思います。

 あと、aptXだからかラグも少なかったです。音ズレ感はなかったです。
 また、Youtubeで動画を見てみたんですがここでも音ズレを感じることはありませんでした。つまり優秀なレイテンシの低さですね。流石にちょっとはありますが。

 さてせっかくなので特有の機能である独立ボリュームを試してみました。スマホ側のBluetooth音量はマックスで、μBTR側から音量調節してみました。
 これが結構良くて、スマホとかの音量調節って結構ステップが広くて一気に音量が上下しちゃうんですが、μBTRはちょうどいい感じの幅で音量が調節できたので、とても良かったです。

 あと同時に2台接続できます。一応試してみましたが、きちんと同時に2台のスマホとペアリングできました。音の優先度ですが、先に音を出したほうが優先され、後から音を出したほうは音が出ていませんでした。先に音を出したほうの再生を止めても、勝手に後からのほうに切り替わることはないので、手動でもう一度再生し直してください。そうすればもう一台のほうに切り替わります。少しだけ切り替えにラグが発生しますが、そう気になる程ではありません。

 クリップは胸ポケットなど布に挟むのにはちょうどいいテンションでした。NFCペアリングはやってないのでわかりません(やってみればよかったけど)。でもまあ普通にペアリングすれば良いんじゃないかな。

 このμBTRの最大の欠点として、他の人も書いていたことなのですが、曲送りと戻しのボタン配置が直感と逆なんです。音量を下げるほうが曲送り、上げるほうが曲戻しなのですが、これがちょっと直感的に逆ですね。まあ私そんなに曲送り・戻しはリモコンからはしないのでそこまで気にしていませんが、よく使う人とかは気になっちゃうかもです。
 
 ちなみに電池の持ちについてですが、まだ長時間稼働させていないのでノーコメントで。一応公式では9時間持つそうです。
 マイクについても、まだ通話していないのでノーコメントで。使ったら追記します。


 ということで、総評ですが、さすがはFiiO、しっかりした作りで音質もよく、aptX接続なら音ズレも少なくてとても良い商品だと思います。
 アンプにしっかりとTexas InstrumentsのTPA6132A2を使っているからか、音量もしっかり取れて、音質もBluetoothレシーバーとしては素晴らしいものでした。
 実売価格もヨドバシやビックカメラなら3200円で売っている(黒は在庫限りかも)ので、変にAmazonで1000~2000円台の怪しい中華製品を買うくらいならこのFiiOのμBTRを買うことをおすすめします。少しお値段を乗せるだけで素晴らしい音質を手に入れられますよ。質感もいいですし。

 そんな感じでおわります~~。

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