2021年6月4日金曜日

レビュー:EPSON EW-M630TW

 実にほぼ3ヶ月ぶりの更新です。
 まあ更新することもなかったし仕方ないね。色々ありはしたけどTwitterレベルだったし…。

 ということで、長文…というかTwitterに向いてないプリンターのレビューをしたいと思います。

 EPSONのエコタンク搭載型、EW-M630TWです。
 上に色々乗ってたりするのはご愛嬌。ウチの家族(私含む)はモノが置ける平たい場所にはモノをおいてしまう習性があるのだ。
 それはともかく。

 まずは外観。
 まあ見ての通り超シンプルな、事務用然としたデザインです。でも、表面に軽くディンプル加工みたいなことがされていたり、つや消しだったりと単純にプラの地まんまで安っぽい、ということはありません。
 なんだかんだ言って本体価格は高めなので、こんなもんなのかなぁと。プリンターに高級感なんて求めないだろうけど。
 そして前面ににどーんとあって目立つのが、この機種最大の特徴であるエコタンクのタンク部です。
 こんな感じに、前からインクの残量がガッツリ確認できます。
 ブラックの量が多くて業務用というか事務用感満載ですね~

 あと、ご覧の通り4色です。でも、フルカラーイラストを刷ってみた感じ、別に不満は感じませんでした。家庭用なら4色でも十分なんじゃないかな。もし写真をめちゃきれいに印刷したいなら、写真屋を頼ったほうが良いんじゃないですかね。ランニングコスト的にも。
 
 もう一つこの機種の特徴としては、モーターによる可動部が少ないことです。
 操作パネル(タッチ非対応、ここは賛否分かれるかも。ウチとしてはは問題ない)、排紙トレー、給紙トレーすべてが手動で引き出すタイプです。
給紙トレー これが手動なのは普通かな?
排紙トレー これが手動なのはある意味ありがたかったりする
 操作パネルと排紙トレーが電動じゃないのは、一見めんどくさそうに感じる人もいるかもしれませんが、そもそも操作パネルは閉じた状態でも紙と干渉しないので閉めっぱなしでも問題ありません。
 排紙トレーについても、ラフに扱えるのでこっちのほうが気楽ですねー、ガッコンガッコンと割と手荒に扱っても壊れなさそうですし。もし排紙トレーを出し忘れたとて、ちょっとした出っ張りがあるので、印刷物がフライアウェイすることはそうそうありません(落下くらいはするかもしれないけど)。たぶん。

 次に接続関連ですが、面倒になって写真すらないのを断っておくとして、レガシーなUSBによる直接接続もできますし有線LANによる接続もできます。
 また、最近の機種らしく無線LAN(Wi-Fi)接続にも対応しています。AOSSなど、簡単な接続方法を使用することも可能ですので、簡単に家庭内ネットワークに組み込むことができます。あと、一応ですが本機を母機としたスマホなどとのダイレクト接続にも対応しています。使う人いるのかわかんないけど。

 操作関連としては、非タッチパネルなのでボタンによる操作が必須なのですが、どうせこんな小さな画面だとタッチパネルだとしても微妙に不便なので、タッチ非対応でも問題ないでしょう。GUIなどは他EPSON製プリンターとほぼ同じだと思います。EPSONのプリンターを使っていた人ならほぼ直感的に扱うことができるでしょう。
 設定項目もそこまで複雑ではないので、割と扱いやすいと思います。

 そして、これは今まで使っていたプリンターから乗り換えて最も良かった点なのですが、この機種、廃インクについては専用のタンクに貯める方式をとっているため、吸収パッド方式のものと比べて容量が大きいうえAmazonやヨドバシなどで購入できる公式の部品として廃インクタンクが売っているので、もし一杯になってもすぐに交換ができます。
 さらにこの廃インクタンクは外側に付いているので交換も簡単です。良いことずくめです。

 しかし、この機種にも最大の欠点が存在します。それは本体の値段です。価格.com調べで最安値でも3万7千円は下りませんので、インクで儲けるタイプのプリンターと比べると本体価格が高く感じます。
 ただ、印刷するものがたくさんある人やインクビジネスに嫌気がさした人なら、乗り換える価値はありありです。

 ちょっとお値段高めですが、比較的印刷頻度の高いウチですらようやくブラックが1/4に近づいてきた、位の減り方なので、もっとヘビーユースしてもすぐにはインクが切れないでしょう。
 また、インクをタンクに直接注ぐだけなので、社外品とかの仕様が非常に簡単です。”あの”面倒くさいICチップに悩まされたり、”非純正インクが~”にも悩まされる事がありません。

 あ、スキャナーの性能についてですが、そこまで使用していないのと多分そう変わったものではないということで割愛しました。一応付いてますよ。なので分類はカラー複合機です。
 他には、動作音を気にされる方もいらっしゃるかもしれませんが、動作音低減モードならそれなりに静かです。流石に給紙時の音は大きめですが。

 ということで、まとめとしては、この機種”買い”です。
 今までインクビジネスの呪縛に縛られていたのが、これで開放されると考えるととてもいい気持ちになります。

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